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「食の未来」を考える Vol.4

〜AFP代表・加藤×{tabel}・新田氏〜

オルタナフード, コラム, 駝鳥2015/03/23

AFP代表・加藤×{tabel}・新田氏
AFP代表・加藤×{tabel}・新田氏

AFPでは「食の未来」を考えるため、生産者・飲食店・消費者のみなさんと意見交換しています。今回は薬草茶を広める活動や食卓の研究を行っている{tabel}代表の新田さんと「食」についてお話をしました。


 

「特別なこと、というよりは普通に感じてほしい」

 

加藤:新田さんはAFPの、一番最初の説明会に来ていただきました。どうして興味を持ってもらったんですか。

新田さん:私は何を選んでどう食べてというのが、いま買っているものが未来の選択になると思っているんです。そして、買うことで生産者を応援することにもなる。ただ、いろいろ売られている食材を見ていたら違和感を感じるようになったんです。AFPを見て、その違和感の答えの一つになるんじゃないかと思ったんですよね。

加藤:説明会からの流れで一緒にイベントをしようということになりましたね。

新田さん:すごく自然な流れで、あっという間に話が進んだ印象ですね。AFPはコミュニティというか、人間と人間のつながりでできていることを感じています。

新田さん:実際にアクションをしているというのが良いと思うんですよね。一個人でやっていると、すごく非力さを感じる。多くの人が一緒になってアクションを起こすと、大きな勇気になると思うんですよね。

加藤:イベントについては見せ方は工夫しながらやっています。あまりにキャッチーにしすぎると「変わった肉を食べたい」って人だけが集まってしまいますし、あまり堅い話ばかりしていると本当に知ってもらいたい一般の人は集まりにくい。悩みどころです。

新田さんは{tabel}を通じて「食」の新しい提案を続けている

新田さんは{tabel}を通じて「食」の新しい提案を続けている

 

「どんなに良いものを作っても、お客さんに響かないケースも出てきてしまう」

 

新田さん:最近、すごく八百屋さんのポジションが大事になっていると思うんですよね。生産者は作るので手一杯。心をこめて伝えてくれる立場の人が必要になってくる。やっぱり違う才能と立場が必要だと思うんです。

加藤:ぼくは生産者でも、調理人でもなかったので、中間のような視点を大事にしています。どっちかに寄ると、バランスが悪くなる。どんなに良いものを作っても、お客さんに響かないケースも出てきてしまう気がします。

たとえば、生産者の方は思い入れが強くなりすぎて、多くのことを言いすぎたりしますよね。一つのことをシンプルに言うと良いと思うんです。

新田さん:今まで馴染みのなかったものでも3回食べれば大丈夫という話しは聞いたことがあります。なじみの薄い食材の場合、その機会を作るのが必要なのかな、と。本当はいろいろなシチュエーションで、食べてもらう機会を作っていけたら良いですね。誰でも気軽に集まれる場があると、良い。


加藤:
いろいろと計画はしています。やっぱり会うのは大事だというのは感じているので。

新田さん:生産者の方って、ちょっとした悩みとかを共有できない。少し違う町には同じようなことを考えている人がいるのに。そういう横のつながりをつくっていく活動をしていきたいですよね。

加藤:近くで牧場をやっている人がいなく困っているとか。そういう場合は電話で話したりしてますね。別に特別な内容ではないのですけどね。

新田さん:自分の利益だけに閉じこもってしまわず、もっとオープンにしたほうがいいと思うんですよね。そういうことが支持される時代でもあります。教えることで新たなつながりができる、ということもありますよね。

 

「可能性とか、第二の選択を提示していただけるのは素晴らしい」

 

新田さん:現地に行ったら思わぬ収穫があるとかって多いんですか?

加藤:行くといろいろな紹介を受けますね。そういう出会いも貴重です。なので実際に体験してもらう場としてイベントをたくさんやっている部分がありますね。

新田さん:やっぱり頭だけではダメなんですよね。食べたら、すぐわかることも多い。

今はそんなにメジャーでないものを、メジャーにしようとするときに意識することってありますか?

加藤:ファンをつくって、そこから広めていくことが大事ですよね。

新田さん:私はハーブティーと薬草茶という呼び方を、場所やケースによって使い分けたりしてますね。

加藤:そこも難しいところなんですよね。魚については日本は選択肢が広いので、新しい魚が来ても驚かない。でも肉だと種類は限られてくる。なので「牛、豚、鳥以外は食べたくない」という方も多いんですよね。今までの食経験が大きく作用していると思っています。

新田:問題意識はみんな持っていると思うんですよね。生産者側も、消費者側も。ただ実際の状況がどうなっているか、ということを知る機会がそもそも少ないんです。可能性とか、第二の選択を提示していただけるのは素晴らしいと思います。

加藤:そう言っていただけるとうれしいです。これからもよろしくお願いします!

 

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